バレットジャーナル基本の考え方

日本でも人気が出てきたバレットジャーナル。バレットジャーナルってなに?っていう方にもわかるようにバレットジャーナルの基本的考え方をまとめました。

バレットジャーナルを使いだして数年ですが、今さらながら「なるほど!こういうことね!」って私も再確認できました!

バレットジャーナルとは?意味は?

バレットジャーナルはライダー・キャロルが考えたノート術。海外では数年前から人気がありましたが、2019年4月に待望の公式ガイド本が発売され日本でも一気に人気が出てきました。カタカナで書く時にバレットなのかブレットなのかずっともやっとしていましたが、やっと解決しました!

ちなみに、バレットは英語でBulletというつづりで意味は「弾丸」ですが、このノート術で使うタスクを示すドット(・)のことをバレットと呼んでいるのでバレットジャーナルと言います。

バレットジャーナルでできることや目的と効果は何?

公式ガイド本の前はバレットジャーナルの動画で使い方を見ていたのですが、なにせ英語での説明。深く理解することができず見よう見まねで続けていました。動画を見るとただタスクを書き出して、完了・未完了・継続・先延ばし・キャンセルだけを記録していくだけだと思っていたのですが、大間違いでした!!バレットジャーナルはただたくさんあるタスクを管理するだけのノート術ではなかったです!!

意志力を鍛えられる

意志力は志向性のこと。志向性ってなんやねーんってなりますよね?公式ガイド本の中では以下のように説明されています。

哲学者デヴィッド・ベントリー・ハートの定義によれば「特定の物、目標、目的などに気持ちを向ける基盤となる力」である。

バレットジャーナル人生を変えるノート術

志向性は、夢や目標に向かって行動するための力のこと!めっちゃ大事な力です。

この意志力は自分たちの中に無限にあるわけではなく、使える量が決まっています。ちょっとしたことを決めることにもこの意志力は使われているのです。

例えば、ただ起きて1日家で過ごすだけでも、意思決定するタスクって実は山ほどあったりします。

  • 目覚まし時計をとめる
  • カーテンを開ける
  • 布団を整える
  • 朝食を用意する
  • 歯磨きをする
  • 洗顔をする
  • 服を選んで着替える

「いやいや、タスクってほどじゃないし決断もしてないよ」って思うかもしれないけど、これ全部タスクで、自分でどうするか決めていることなんです。

目覚ましがなっているから止めることを決めた。布団を整えることを決めた。朝食を用意するなんて、何を食べるかから始まり、調理する、食べる、片付けるまでいくつも決断をしてるんです。

子どもがいるとここに子どものタスクも上乗せされて、さらに決断することも増えていきます。

世界で成功している人たちは、日々の小さなタスクで決断する回数を減らすようにしています。有名なのはアップルの創始者スティーブ・ジョブズの服装。同じ服を何着も持っていて服を選ぶことを決断するときの意志力を使わないようにする。そして、自分にとって本当に大切なことに意志力を使うようにしていたと言われています。

毎日忙しく、タスクを完了させることに気をとられてしまうと、人はやりたいことを忘れて楽な方に進んでしまうものです。タスクを完了させていくのは気持ちいいし、ちょっとした達成感も味わえる。だけど、それは自分が本当にやりたいことだったのかな?

次から次へと出てくるタスクに反応するだけの毎日を送っているとやりたいことから意識がどんどん離れていって、やらなきゃいけないことに支配される毎日になってしまうのです。

死ぬ時に後悔しない生き方をするため

バレットジャーナルの目的は、効率よく日々のサイクルをまわすだけ、要領よく用事を済ませるだけの人生ではなく「私はこういう生き方をした」と言える人生を送るためのものです。

死ぬ時とか言っちゃうと大げさに聞こえるかもしれないけれど、アラフォーになってわかりました。死って自分が思っているよりもすぐそこにあるなと。そして、死を思うと時間って有限で大切なものだと気付きました。

よく、「時間があればできる」って言っちゃうけど、これ言ってるうちは時間があってもやらないんだよね。時間があったらゆっくりスマホ見ちゃうんだよね。時間は自分から作りにいかないと出てこない。

その時間を作るためにどうするか。1日の記録=ログをバレットジャーナルに残していく。1日1日を振り返ることで人生のゴールに向かって行っているのかを、確認して軌道修正しながら目指すことができるようになるのです。

ノートとペンを使うアナログな理由

現代は意識していなくてもたくさんの情報にふれることになる。スマホがただそこにあるだけで集中力も落ちると言われている。2016年のリサーチではアメリカ人は1日平均11時間以上もデジタル画面の前にいるらしい。日本人も同じぐらいかもしかしたらそれ以上デジタル画面を見続けているかも。

1日24時間のうち11時間以上デジタル画面を見ているとして、残り13時間。そのうち、8時間寝ると残りは5時間。この5時間の中には食事やお風呂など身の回りのことをする時間が含まれている。食事って書くと食べるだけって感じだけど、買い出し→調理→食べる→片付けするとなると・・・。ぼーっと過ごしていると1日の中でやりたいことをやる時間なんて1時間もないかもしれない。

そんな1日を過ごさないために、ノートとペンを使ってバレットジャーナルと向き合うようにする。テレビやスマホから離れてコーヒーを入れて椅子に座ってノートを広げる。もしかしてこれってめちゃくちゃ贅沢な時間の過ごし方なのでは?

なぜノート?

デジタル機器から離れるためと、ノートは自分の自由に使うことができるから。文字を書くのはもちろんだけど、イラスト描いてもいいし、スタンプ押してもいいし、ステッカーとかマステとかなんでも自由に使うことができる。

ipadも手書きできるけど、ぶっちゃけ高いよね?!けど、ノートって100円ぐらいで買えるし、やりたいと思ったその日にコンビニで買ってすぐに始めれる!めっちゃ簡単。スタートのハードルが低いのはすごく大事!

バレットジャーナル1冊あれば、スケジュール帳にも、読書ノートにも、育児ノートにも、買い物リストにも、家計簿にもどんなページも作って行くことができてすべてのログを残すことができます!

なぜ手書き?

手書きは記憶にも残りやすく、気持ちが落ち着くことが科学的にも証明されています。また、手を使って書き込む時に「これは本当に大事なのかな?」と確認しながら書き込むことで本当に大事なことや「今」していることに集中できるようになります。

すべての情報を1冊にまとめているので、効率もよくなり生産性もあがるようになる。だけど、本当に大切なことはそういう表面的なことではなく、発案者のこの言葉です。

真の効率の良さとはスピードが早いことじゃない。本当に大切なこと、大切な人ともっと時間を過ごすこと。

バレットジャーナル人生をかえるノート術

まとめ

バレットジャーナルの基本の考え方をできるだけまとめよう!と思っていたけどなかなか長くなってしまいました。

私も毎日振り返りができているわけじゃないですが、市販のスケジュール帳を使っていたときよりも継続して使えるようになりました。

手書きってめんどくさい!って思うかもしれないけれど、やり始めるとその時間が良いリフレッシュになります。

毎年スケジュール帳は買うけどなかなか続かないっていう方は1度バレットジャーナル試してみませんか?

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