小2の娘は学校が嫌いで行き渋りすることもあります。
小1の頃に泣くほど嫌になったので数日休ませてみたり、宿題免除をしてもらったりしていました。
2年生になってからしばらくはがんばって行っていたけど、週末の夜は泣いて行きたくないって訴えてくることもありました。
この話を以前の職場の人(不登校のお子さん持ち)に話してみたら1冊の本をおすすめされました。
それが、【不登校は1日3分の働きかけで99%解決する】という本。
薄い本なので仕事や家事・育児に忙しくても読み終えれるしやることは簡単です。だけど、すごく難しい。
それでも毎日実践していると娘に少しずつ変化がでてきたように思う。
小学校低学年って学校が楽しくてしょうがないんじゃないの?って思っていたのにまさかの不登校児予備軍になっているので同じような環境に悩んでいる人にぜひ読んでもらいたい1冊です。
【不登校は1日3分の働きかけで99%解決する】について
[rakuten no=”9784863380448″ shop=”book” kw=”不登校は1日3分の働きかけで99%解決する森田直樹”]
内容紹介
不登校で苦しむ家族の希望の書! 不登校になってしまった原因は追及せず、1日3分の家族の働きかけにより、子どもの心のコップを満たしていくことで、必ず再登校が実現します。豊富な成功事例が全国で注目の的です。
著者について
昭和27年生まれ。香川県公立小学校から瀬戸内短期大学准教授を経て、現在、香川大学教育学部附属坂出学園スクールカウンセラー。藤井学園ユリイカ・中学・高等学校スクールカウンセラー。香川県公立小・中学校スクールカウンセラー。鳴門教育大学大学院学校教育修了・香川大学大学院学校臨床心理修了。教育学修士。
正直、レビューが嘘のように良いことばかり書かれているので逆に「本当に?サクラなんじゃないの?」とか勘ぐってしまったりもしました…汗
内容を簡単に言ってしまうと、不登校になるのは子どもが自信を無くしているからその自信を少しずつ親が声掛けをして自信を取り戻すようにしてあげましょうっていうことになります。
自信を取り戻すために親ができることは、子どもの良さに気付いてそれを伝えて子ども自身に気付かせてあげること=コンプリメント。
ひらたく言えば「褒めてあげようね」っていう感じ(実際は褒めるとはちょっと違う)だけど、これって周りから言われるとイライラしますよね。
子育てで困っているとき、もっと褒めてあげて、もっと抱きしめてあげて、もっと子どもとの時間を作ってあげてという言葉ほどなんの役にも立たないものはない。
— Nikov (@NyoVh7fiap) 2018年11月27日
「ほんとこれ」って前なら思ってた。しんどいのは私なんだけど?ってね。
だけど、わざわざそうしなきゃいけないわけじゃなくて、いつも通りの生活の中で特別なことをしていなくても子どもを見て良さを伝えることが大事って言いたいんだと今ならわかったような気がしてます。
まだまだこれからだけどコンプリメントで娘が変わってきた
赤ちゃんから幼児になる時期は私も自然とコンプリメント出来ていたと思ってます。
まず、存在自体が可愛いし、ただ寝て、乳飲んで、泣くことしかできなかったのがハイハイしたり、歩いたり、しゃべったりしだす。自然と「すごいね!」って言える時期。
だけど、保育園に行きだして年長になった頃から「言えばできる」と思うようになってしまって、「すごいね」とか言う回数が一気に減った。大概のことができるようになってくるとなかなか「褒める」ことが難しく、自分も苦手に感じてた。
ここで大事なのが、褒めるのが苦手っていう私の感情は行き渋りしだした娘に関係のない問題っていうこと。
親なんだからがんばれよって本にも書かれています。ガツーンとハンマーで殴られた気分でした。
何甘えてたんだ、私は!!!って
それに小学校へ行き渋りしてる子は中学や高校などで不登校になる可能性が高いらしいので、四の五の言わずに本に書かれていることをやろうと決めました。
娘の自己肯定感もかかっているので褒めるの苦手とか、褒められたことないからわからないとか言ってないでとにかく棒読みでもいいから言い始めてみました。
とりあえず、どう褒めていいかもわからないので、本に書かれていた褒め方をそのまま完コピ。
だけど一言言っただけで、娘の顔つきが変わった気がしました。
そのまま3日ぐらい同じことを言い続けました。
それまで寝る前に「いやだ」とか「寝たくない」とかごねてた娘がそういうことを言わずにすっと寝るようになってきたような…?
それから2週間ぐらい伝える内容を変えながらコンプリメント続けていましたが、ある日登校する時間になったけど「行きたくない」と泣き出してしまった。
以前ならイライラして送りだしていたけど、今回は落ち着いて「ここまで用意できたから大丈夫、行けば楽しいよ」と伝えてそのまま送り出しました。
やっぱり「いや」と言われると失敗したような気分になって自分のメンタルポイントががっつり減って、その日1日何も手に付かなくなるぐらいへこむ。
でも、このままじゃまた同じだと思って本を読み返すと、学校に通うようになると期待値が大きくなってコンプリメントのハードルがあがってしまうとありました。そして、コンプリメントが減ってしまうと…。
「なるほど、確かに。」と思い、大きくなっていた期待値を0に戻してもう一度声掛けするようにしました。
ただね、「行きたくない」と言いながらも帰ってくるとケロッとしてたりするので、私も心配しすぎかな(;・∀・)と思ったりも…。
完全に回復するには3か月かかるし、コンプリメントはずっと続けるもの
私もまだまだ始めたばかりだし、コンプリメントノート(記録)を毎日つけることができていないので完璧に実践しているわけではないけれど、このまま続ければ良い方向に向かうんじゃないかっていう予感はしている。
コンプリメントを始めて、学校に行くようになったのも良い変化だけど、もう一つ変わってきたことがある。
それが、宿題をする時の集中力。
取り掛かるまでは、20~30分ぐらいウダウダするんだけど(笑)、やり始めると以前とは違って集中して短時間で終わらせれるようになってきた。
もちろん出来ない日もあるけれど、私だって晩御飯作るのいやだなって思う日もあるから「そういう日もあるよね~」って思えるようになった。
コンプリメントをすることで、褒めるのが苦手だった自分も変わってきてる気がしてます。
なんとなく感じる変化は、イライラする回数が減った。
コンプリメントするのに観察しなきゃいけないから怒ってる場合じゃないし、良い言葉を口にするからかな?と勝手に思ってます。
不登校とか関係なく小学校入学前に読むことをおすすめ!
タイトルに「不登校」という言葉が入っているから、不登校に悩んでいる人にしか届かないんじゃないかと思うともったいない!!て感じる。
イヤイヤ期の育て方とかとは違う子育ての本です。
ほんとにめっちゃ参考になります。
小学校に入るって、親からするとワクワクするもんじゃないの?って思ってたけれど、
今まで送り迎えされていたのが重い荷物を持って歩いて登校。
教室内で自由に遊んでいたのが、勝手に授業と休憩時間で決められていて従わないといけない。
ずっと椅子に座って話を聞かないといけない。
やっと終わったと思って家に帰っても宿題がある。
簡単にこなせる子もいるだろうけど、出来ない子もいる。
自分は出来ないって思ってしまうと、それまでいっぱいあった自信が少しずつなくなって行き渋りをしだしたり、休みたいって言い出したりする。学校に行きたくないなら行かなくていいっていう意見もあるけれど、その選択を選べない家庭環境の人もいるはず。小学校低学年の子を家に一人で留守番させるってなかなか危ないことだしね。
だからこそ、このメカニズムを知識として持っていてたかった!!!!と思ったので、ほんとに小学校入学前に全親の方に読んで欲しい本です。
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